2011年9月7日水曜日

11/09/07

6日、某TV番組のインタビューに、菅直人前首相が出演し、東日本大震災のときの福島第一原発事故について語った。

菅氏は、事故の一報を聞いた時点ですでにメルトダウンが頭に浮かび(実際に爆発だけでなく、メルトダウンが起きていた)、最悪の場合、首都圏を含めた福島原発から200キロ、300キロ圏に及ぶ3000万人の長期間避難も想定したと言う。そのような事態になった場合、日本の国そのものの機能を維持できなくなってしまい、国として成り立たなくなる、まさにギリギリの崖っぷちだった、と語った。

また3月15日の朝に「福島第一から撤退したい」という東電からの要望を伝えられたとき、このまま原発を放置すれば、放射能が拡散し、日本に人が住めなくなるだけでなく、世界に対してチェルノブイリの何倍、何十倍の放射性物質を撒き散らすことになると思い、そのようなことは決して容認できないと思った、と語った。

福島第一原発事故の規模の大きさと深刻さ、また、放射能事故の恐ろしさを感じさせられるインタビューであった。

聖書には、放射能による災害と思われる預言の箇所がある。黙示録8章10節、11節に「第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた。この星の名は苦よもぎと呼ばれ、川の水の三分の一は苦よもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ。」

原発事故の象徴となったチェルノブイリは、ウクライナ語で「苦よもぎ」という意味であり、また、「水源に落ちた」とあるが、福島原発問題では、放射能汚染水が問題となっており、地下水にまで浸透しているのではないかと懸念されている。

これらのことは偶然とは思えず、第3のラッパは、放射能問題である可能性は大きいと思われる。今回の福島原発問題は、黙示録の時代が確かに近づいていることのしるしとなった。

参考
国際原子力機関(IAEA)によると、世界で稼働中の原子炉は437基にのぼる(2010年1月現在)。もっとも多いのはアメリカで104基で、フランスの59基、日本の54基が続く。

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