2012年6月15日金曜日

12/06/15

14日の欧州債券市場で、スペインの長期金利の指標となる10年債の利回りが急上昇し、年7%を突破した。7%を超えるのは1999年のユーロ導入後初めてで、債券市場での利回り7%は中長期の財政運営が難しくなる「危険水域」とされている。

今回、スペイン国債の利回りが大幅上昇したのは、13日に米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがスペインの長期国債の格付けを「A3」から「Baa3」に一気に3段階引き下げたのがきっかけ。

結果によっては世界恐慌の引き金ともなりかねない17日のギリシャ再選挙をひかえ、欧州市場に危機感が漂っている。

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