米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、景気悪化や政府の信用力低下などを理由に、スペインの銀行16行の格付けを1~3段階引き下げた。
米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、景気後退で金融機関の経営環境が悪化していることを理由に、スペインの5金融機関の長期信用格付けを引き下げた。
S&Pは4月にも、スペインの国債格付けを2段階下げた後、スペイン最大手のサンタンデール銀行など11行を格下げしていて、スペインの金融機関の経営体力に警戒感が強まっている。
また、ギリシャに関しても、格付け会社のフィッチ・レーティングスは17日、ギリシャのユーロ圏離脱リスクが高まっていることを理由に、ギリシャの長期外貨建て・自国通貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を「Bマイナス」から「CCC」に引き下げ、翌18日にも、ギリシャ・ナショナル銀行など、ギリシャの5金融機関の長期信用格付けを、「Bマイナス」から「CCC」に1段階引き下げている。
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