22日にドミニカ共和国の北部を襲ったハリケーン「アイリーン」は、勢力を強め、拡大し、アメリカ東部沿岸を北上し、28日朝、熱帯暴風雨になったあと、ニューヨーク市に上陸し、29日にカナダ東部に抜けた。
ニューヨーク市では、27日正午から地下鉄など公共機関が運行を中止した。ジョン・F・ケネディ国際空港などマンハッタン近郊の3大空港は閉鎖され、計9000便以上が欠航。全米鉄道旅客公社(アムトラック)も米国東部の路線の運行を全面中止するなど、交通がまひ状態に陥った。
ニューヨークにハリケーンが直撃するのは、25年ぶりのことで、全公共機関運行休止も史上初のことだ。
米メディアによると、洪水などによる死者は全米で少なくとも27人にのぼり、被害総額も770億円に及ぶと見られている。オバマ大統領は会見で、「復旧に数週間はかかる」との見通しを示した。
各地での地震に続き、巨大ハリケーンによる被害。聖書には、黙示録の時代、自然や環境にも異常が現れることが記されている。
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