16日、イタリアの10年物国債利回りが、再び危険水域とされる7%を突破した。また、為替市場では11カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準になるなど、欧州市場の不安定な値動きが続いている。
<格付け会社の動き>
・フィッチ・レーティングス
16日、イタリアやスペイン、ベルギー、スロベニア、アイルランド、キプロスのユーロ圏6カ国の国債を格下げ方向で検討すると発表。また、フランスについては、トリプルA格付けの先行きの見通しを「安定的」から「弱含み」に変更。
・ムーディーズ・インベスターズ・サービス
16日、ベルギーの長期信用格付けを上から2番目の「Aa1」から4番目の「Aa3」に2段階引き下げると発表。格付けの先行きの見通しは「弱含み」に変更。
・スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
ドイツ、フランスなどユーロ圏15カ国の格下げを検討中。
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