16日、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、ヨルダン川西岸ラマラの議長府で演説し「国連で完全な権利を持つ加盟国となることを求める」と述べ、国連にパレスチナの正式加盟を申請すると表明した。
この背景には、アメリカ主導で進められてきたイスラエルとの和平交渉の行き詰りがあるとみられる。
もし、国連安保理で加盟申請されれば、イスラエルの反発は避けされない。また、すでに拒否権の発動を表明しているアメリカに対するアラブ諸国の反発も必至で、アメリカ主導で進められてきた中東和平交渉への打撃は大きいとみられる。
聖書には、イエスキリストが地上再臨される直前の7年間(患難時代)のスタートとなるのは中東和平であることが書かれていて、その中東和平を締結するのは、アメリカではなく、EUから出る指導者(反キリスト)であることが書かれている。中東和平の主導権は、アメリカからEUに移っていくものと思われ、今回の出来事も、その流れを思わされる出来事である。
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