パレスチナ自治政府のアッパス議長は23日、国連本部で潘基文(パン・ギムン)事務総長と面会し、パレスチナの国家としての国連加盟を求める申請書を提出した。
パレスチナの国連加盟を支持する国は、フランス・中国・ロシアを始め163カ国に上り、反対しているイスラエル・アメリカ・日本の3カ国を数では大きく上回っているものの、常任理事国であるアメリカ1国が拒否権を行使することで、安保理での承認は不可能になる。
すでに明言しているとおりにアメリカが拒否権を行使すれば、アメリカの姿勢がイスラエル寄りであることがより一層鮮明となり、アラブ諸国の反発は必死で、中東和平の仲介者としての信頼が大きく揺らぐことになりそうだ。一方、フランスのサルコジ大統領などは、1年以内に中東和平を締結できる案を提案しており、中東和平の動きから目が離せない状況で、いずれにしても中東の歴史が大きく変わろうとしている。
聖書には、中東和平を締結するのはアメリカではなく、EUから出る指導者(反キリスト)であることが書かれているが、今回の流れを見ても、終わりの時代が近いことを感じさせられる。
0 件のコメント:
コメントを投稿