2011年末にナイジェリア各地で、キリスト教の教会を狙った爆弾テロが起きたが、他の国々でもクリスチャンに対する迫害が起こっている。
<ウガンダ>
12月24日、ウガンダのカンパラでイスラム教過激派と見られるグループがキリスト教に改宗した牧師に酸性物質を投げ掛け、右目を失明させるなど大火傷を負わせた。
<イラン>
12月25日、クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド(キリスト教抑圧監視団体)は、イラン当局が南西部の都市アフヴァーズの『アッセンブリーズ・オブ・ゴッド』教会に手入れを行い、子どもを含む全員を拘留したと報じた。
<イラク>
12月29日、米クリスチャンポストは、USCIRF(国際宗教自由に関する米国委員会)会長が、アフガニスタンとイラクから米軍が撤退することによって、同地域からクリスチャンがいなくなる可能性を指摘し、懸念を表明していると報じた。
2003年のイラク戦争開戦以来、イラク国内では宗派間暴力が激化しており、紛争解決に米軍が貢献している。イラク国内での、クリスチャンへの暴力は年々激化しており、昨年10月には首都バグダッドで58人のクリスチャンが殺害された。この事件以降、イラクから90万人ものクリスチャンがを出国していることが最近の調査の結果明らかになった。
同会長は、米軍がイラクとアフガニスタンから完全に撤退した後、イラク国内のクリスチャンを米軍の存在なしにどのように保護していくのか、検討がつかないと述べている。
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