アメリカの大手格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」(S&P)は13日、ユーロ圏9カ国の国債格付けを引き下げたと発表した。この中には、最上位である「トリプルA」のフランスも含まれている。
格下げを受けた国の信用力は低下し、資金調達がより困難になる恐れがある。ギリシャに端を発した欧州の債務危機は、ユーロ圏内第2位の経済大国のフランスにまで深刻な影響を与えかねず、債務危機は重大な局面を迎えた。
また、これに先立って行われた、13日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロ各国の格付けが引き下げられるとの予想が強まり、ユーロは一時、1ユーロ=97円20銭まで値を下げ、11年ぶりの円高ユーロ安水準を更新した。
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